5月は白馬山麓の新緑シーズンです。残雪の後立山連峰の稜線、生気溢れる麓の草木、湿り気の少ない空気が相まって爽やかな上に、スキーシーズン終了直後の閑散期とあってどこも空いており、ゆっくりと旅するには最適です。快晴の今日は山岳をテーマにする博物館、市立大町山岳博物館 の3階からの眺め(写真)も最高でした。
[市立大町山岳博物館・3階]
山博の順路の起点となる最上階の3階には、無料の望遠鏡2台、有料(200円)の望遠鏡1台、撮影用に開閉できる小窓がありました。2階(写真)には「今を生きる生き物」と題して、標高別にニホンカモシカ、ツキノワグマ、ニホンザル、キツネ等の剥製が。その奥には特別天然記念物のライチョウの成長の様子が分かるコーナーもありました。
[市立大町山岳博物館・2階]
1階では、明治時代以降の近代登山の歴史や、山岳文化を育んだ人々などが紹介されていました。昔使われていた道具や書物をじっくり見る来館者も。屋外の「付属園」(動植物園)では飼育中のライチョウやニホンカモシカ、フクロウを見ることができました。
[市立大町山岳博物館・1階]
特別展示室では4/29(土)~7/30(日)に「ホネ展」を開催中です。17体の全身骨格標本と6個の頭骸骨のうち、ニホンカモシカとツキノワグマが骨だけでなく、同サイズの剥製と一緒に展示されていたのが印象的でした(写真)。スタッフさんによるとツキノワグマは同じ個体から作られた剥製と骨格標本とのことでした。
[市立大町山岳博物館・1階]
*5/21(日)には雪形ウォッチングができる「第22回 北アルプス雪形まつり」(※高校生以上500円、中学生以下無料)が開催されます。
[大町山岳博物館]
*場所 … 長野県大町市大町8056-1
*開館時間 … 9時~17時(入館は16時半まで)
*休館日 … 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(祝日の場合は翌平日休館、7月と8月は無休)
*入館料 … 一般450円、高校生350円、小中学生200円
*駐車場 … 無料無料(普通車30台、大型バス5台)
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reported by Snownavi