REPORTレポート

丸山ケルン（標高2,430m）～唐松岳（同2,696m）間は森林限界を超えています。植生は常緑のハイマツが中心ですが、ところどころに入った赤色、オレンジ色、黄色が紅葉気分を盛り上げてくれました。長野県松本市からのご夫婦が「いつも見てます。いい天気になって、遠くに富士山も望めるね。」とお声掛けくださいました。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン～唐松岳頂上山荘]

さらに標高を上げると空気や弱く吹く風は「涼しい」から「ひんやり」に変わり、立ち止まった時には汗が一気に引きました。振り返れば黄色くなった斜面と連なる登山者、黄金色に染まった麓の田んぼが一望でき（写真）、思わず感嘆の声が漏れました。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン～唐松岳頂上山荘]

登山道には度々列が出来、特に唐松岳頂上山荘手前の急登区間（写真）では先がつかえたことで数分待ちました。愛知県からの学生さんが「Snownaviさん、いつも見てます。冬の全国学生岩岳スキー大会開催時に撮ってもらいました。今日、テント泊デビューなんです！」とお話しくださいました。
[唐松岳への登山道・丸山ケルン～唐松岳頂上山荘]

グラートクワッドを降りてから3時間45分で唐松岳頂上山荘に到着。お昼時とあって周辺にはカップ麺のいい香りが漂っていました。「感動しました。天気のいい日に来れて本当に良かったです。」とは大阪府と京都府からのお2人。休んでいると身体が冷えてきたため慌ててジャケットを着込みました。
[唐松岳への登山道・唐松岳頂上山荘～唐松岳山頂]

[唐松岳]
＊所在地 … 長野県北安曇郡白馬村、富山県黒部市
＊登山口 … 八方池山荘
＊下山 … 八方池山荘
※入山の際には必ず入山届けを管轄の警察へ提出し、経験のない方は必ずガイドと同行ください。初心者のみの入山は絶対にしないで下さい。
※装備 … バックパック、雨具、ダウンジャケット、タオル、着替え、ザックカバー、水・食糧、持病薬、手袋、サングラス、日焼け止め、携帯電話等

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　reported by Snownavi