安曇野のシンボル「碌山館」(写真)で、2022年の夏にクラウドファンディングが行われました。結果1,088人から集まった支援金23,702,000円で、外壁のひび割れ、室内の漏水よるひび割れ、塗装の剥離等が修繕され、12/11(日)に工事が完了しました。ちなみに碌山館は1958年の開館の時も、建設費用は県下の全小中学校をはじめとする約30万人の寄付によって賄われたという珍しい建物です。
[碌山美術館・碌山館]
工事後も外観や内観に大きな変化はなく、以前のままの味のある姿でした。その碌山館(写真)には日本近代彫刻の最高傑作とされる「女 1910年」を含む荻原守衛(碌山)の作品全15点と、ブロンズ像の製作方法の解説、荻原守衛が海外で過ごした時の写真やパネルが展示されています。
[碌山美術館・碌山館]
碌山美術館は碌山館のほか、杜江館、第一展示棟、第二展示棟、グズベリーハウス、ミュージアムショップから成っています。ミュージアムショップでは新商品として「女」(写真手前左)「文覚」「坑夫」「女の胴」「宮内氏像」の「純錫製 荻原守衛ミニチュア彫刻」を販売中(※各高さ5~6.5cm、各4,600円、桐箱入り、送料別)。受注生産のため注文後10日~半月で手元に届きます。
[碌山美術館・ミュージアムショップ]
第一展示棟には斎藤与里や基俊太郎ら合計8名の作家の絵画と彫刻がありました。第二展示棟(写真)では7/22(土)~9/10(日)に夏季特別企画として「生誕140周年高村光太郎展」が開催される予定。既に収蔵作品全10点が展示されており、どの作品も間近で鑑賞できました。
[碌山美術館・第二展示棟]
[碌山美術館]
*開館期間 … 5~10月は無休、11~4月は月曜と祝祭日翌日が休館(12/21~31は冬期休館)
*開館時間 … 3~10月は9:00~17:10、11~2月は9:00~16:10(最終入館は閉館30分前)
*入館料 … 大人900円・高校生300円・小中学生150円
*駐車場 … 無料
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reported by Snownavi